受け継がれる伝統の手織り!「河村織物」

河村織物
読みがな かわむらおりもの
創業 慶応三年(1867年)
所在地 京都府京都市上京区

 

もともとは両替商を営んでいた河村家でしたが、
江戸城明け渡しの前年、慶応三年より西陣織物に従事することとなりました。
初代は伝統技術である「空引機」の技術を習得、
以降、本家から分家しながらも現在まで、
手織りにこだわった西陣織を現代へと伝えています。

 

最近では帯などの多くは機械織りですが、
河村織物は一貫して手織り技術を固守してきました。

 

その為には技術者の高齢化、後継者不足、コスト面などの問題があり
これらの要因から河村織物は海外生産に切り替えた経緯があります。
当初は様々な批判も受けたそうですが、
この判断から現在でも高い技術による美しい作品作りを守ることが出来ました。

 

その高い技術は宮内庁にも評価され、
今上天皇陛下ご即位の礼、園遊会の折には
美智子さまが河村織物の袋帯をお召しになるなど、
様々な品をお納めしています。

 

また着物や帯に限らず、
河村織物の生地を用いたドレスなども
皇后陛下はお召しになっておられます

 

宮家でも評価の高い河村織物はメディアでも注目を集め、
テレビでの紹介や衣装提供、大物女優もお気に入りだそうです。

 

晴れの日など特別なシーンでの和装は、日本人の心の表れ。
そんな折に、日本の心と技術を伝える一流品をぜひ身に付けたいものですね。

 

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河村織物
読みがな かわむらおりもの
創業 慶応三年(1867年)
所在地 京都府京都市上京区

 

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