テレビで皇族の方が
車に乗っているのを見たとき、
どうしてこんなに古そうな車に
乗っているのかな、と
思ったことはありませんか。
天皇陛下が前に乗っていた車は、日産の「ニッサンプリンスロイヤル」。
2006年にトヨタ「センチュリーロイヤル」に切り替わるまで
なんと約40年もの間、乗られていました。
もちろん最高級仕様の車なので、乗り心地もいいのでしょうが、
さすがに40年前からは技術もはるかに進化しているわけですから
最先端の新車に乗り換えればいいのに、と私なんかは思っていました。
でも、そこには、ものを長く大切に使うという
皇族の方々の精神があるのかもしれません。
例えばネクタイ。
皇室の方は銀座田屋のネクタイを多く愛用されていますが
生地がかなり傷んでしまうまで本当に長くお使いになるそうです。
また、新調される際も同じデザインをご希望になったことがあり、
数十年も前のあまりにも古いものだったため廃盤になっており、
似たデザインでご了承いただいたということもあったそうです。
皇族の方々の「ものを大切にする精神」は
私たちも見習わないといけないですね。
宮内庁御用達ブランド「前原光榮商店」の傘を
使っていた友人に聞いたのですが、
何年も使って痛んだ傘でも
修理をお願いすれば新品のようによみがえるそうです。
職人の方にとっても、長く使ってもらえることはとてもうれしいという話。
こだわりの職人が、ものづくりにかける情熱もすばらしいですね。
拝啓
前原さんの傘の値段をしっていますか?
一般の人には手の届かない程のねだんです。 大切に使うのが当たりまえ。
公式な行事にお出かけになる際は支度金が出ます。 いくらかは言いませんが。
貴方の税金ですよ。